2010/12/30
札幌市厚別区。行政、町内会が協力し、孤独社会へ対峙する真摯な取り組み。


意外にも今年一年、札幌の厚別区民、白石区民から多くのお問い合わせや、ご相談を承りました。特筆すべきは、江別在住で厚別区役所にお勤めの方が、江別市内で折込をした弊社のチラシを丁寧にも保管くださり、さっそくに、激励の電話をいただきました。その後、その方が転勤で福祉関連部署を離れる際に、キッチリと引継ぎをされた様子で、後任者より、身よりなく亡くなられた方の葬儀に関する連絡にはびっくりしました。札幌市の都市型の独居老人問題、とりわけ孤独死は非常に深刻な問題です。厚別区は人口比率から見ても大変深刻な事態です。しかし、区役所はじめ市民が自発的に立ち、人としての尊厳を守ろうと真剣に取り組んでいる姿勢は評価されなければいけません。予算的に役所も厳しい時代です。住むマチによっては、生活保護に対する取り組みにも温度差が大きく見られます。小さな情報をたいせつにして、少ない予算で困窮する人々に多くのサービスが与えられるよう配慮する。その姿勢こそ血の通う行政、福祉そのもの。厚別区に住む方の為に、その活動の昇華を祈ります。

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